テーマ: 新しい学術の動向とコーチング学

  • シンポジスト: 新澤裕子 氏(東京大学リサーチ・アドミニストレーター推進室)
  • シンポジスト: 髙橋仁大 氏(鹿屋体育大学)
  • 指定討論者 : 木越 清信(筑波大学)
  • コーディネーター: 青山清英(日本大学)
新澤 裕子
(東京大学リサーチ
アドミニストレーター推進室)
髙橋 仁大
(鹿屋体育大学)
木越 清信
(筑波大学)
青山 清英
(日本大学)

シンポジウム概要

 近年、デジタルテクノロジーの発展にともなう革新的な科学技術が社会に急速に普及し、それによって社会のさまざまな課題の解決が期待されている。日本学術会議は、2003年に『新しい学術の体系−社会のための学術と文理の融合−』をまとめている。このなかでこれまでの「何がこの世界に既にあるのか」という知識創造を担う科学(認識科学)とともに、豊田市の「スマートシティ構想」にみられるような、「何がのぞましいのか、それはどのようにして実現できるのか」という問いに応えることのできる科学(設計科学)のあり方の重要性を指摘している。さらに、これからの学術には、学術の専門分化・研究方法論の固定化の弊害を克服し、社会が直面する複雑で多面的な課題に対して、実効性をともなう知・研究方法・制度・体制を構築・実践することの必要性を主張している。いま唱えられているこのような学術的志向性は、コーチング学が目指してきたものと合致するのではないか。これまでのシンポジウムや研究論文・専門書籍のなかでコーチング学においては、伝統的・基盤的な科学知はもとより、実践知、身体知の重要性が指摘されてきた。それぞれの知には、それぞれの知の役割があり、考えねばならないのは、それをどのようにして用いて実践の課題を解決するのかという「思考のフレーム」と「手順・体制づくり」である。

 本シンポジウムではこのような問題意識のもと、今後のコーチング学の研究のあり方を議論していきたい。シンポジウムでは青山清英氏の講演内容を踏まえ、まず新澤裕子氏から実際に行われた社会問題解決型研究において必要な研究の志向性と研究体制の構築方法などについて、リサーチ・アドミニストレーターとしての立場からご意見を頂戴する。今日のように専門分化が進んだ研究環境においては、研究領域間を俯瞰して取り持つリサーチ・アドミニストレーターの役割はプロデューサー的な意味において非常に重要である。次に現在、「コーチング学研究」の編集委員長を務める髙橋仁大氏より「コーチング学研究」に投稿されている論文の特徴や査読における課題などをお話しいただく。そして、指定討論者の木越清信氏にはご自身が投稿した際、あるいは指導教員として指導学生の論文を投稿した際の審査結果に関する率直な意見を頂戴して今後のコーチング学研究に関する議論を深めていく。

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